ロード・トゥ・シビル・ウォー(1)アベンジャーズとマーベル・シネマティック・ユニバースのあゆみ
ATTENTION!
このエントリは映画館で映画をできるだけ見ようと思ってる人たちの会@MIMOLETTEにご参加で、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)作品をご覧になったことのない方へのガイド記事です。
4/29から公開の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(以下シビル・ウォー)。毎年、大きな盛り上がりと拡大を広げるシリーズの最新作ですが、シリーズ初見の方には少々敷居の高い作品となっている感も否めません。 この連載では、シリーズ初見の方でもシビル・ウォーを楽しんでいただけるよう、これまでのアベンジャーズとMCUを振り返ります。
日本よ、これがアベンジャーズだ!
「日本よ、これが映画だ」のキャッチコピーで話題になった「アベンジャーズ」。原作はDCコミックスと双璧をなすアメコミ出版社、マーベルコミックスのコミックで、主要メンバーがそれぞれ単体で主役を張るシリーズを持っているヒーローで構成されるドリームチーム、アベンジャーズが地球を襲う大きな脅威に対して力を合わせて活躍するシリーズです。
以下に主要メンバーと初登場作のあらすじを紹介します。
アイアンマン
本名:トニー・スターク
特徴:鋼鉄のスーツに身を包む、戦う社長
MCU初登場:「アイアンマン」
演じるのはロバート・ダウニーJr. アメリカ屈指の軍需企業「スターク・インダストリー」のBring Bringな社長でしたが、テロリスト集団に拉致され自分の会社が作った兵器が悪人に渡っていることを知り、スクラップの中からアーク・リアクター(胸に収まるぐらい小型ですごいパワーの動力炉)とアーマースーツを作って脱出、正義に目覚めて陽気に世界を救います。
キャプテン・アメリカ
本名:スティーブ・ロジャース
特徴:70年の時を超えて目覚めた超人兵士
MCU初登場:「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
演じるのはクリス・エヴァンス
時は世界第二次大戦まっただ中、愛国心に溢れながらも病弱な若者スティーブは、自ら「超人血清」の実験台に志願してスーパーパワーを手に入れます。
地球にわずかしか無い超合金「ヴィブラニウム」製の盾と強靭な肉体を武器に、ナチスドイツの将校でありながら、世界征服を目論む秘密結社「ヒドラ」の首領、レッドスカルと死闘を繰り広げ勝利しますが、北極の海に沈み70年の眠りにつきます。
マイティ・ソー
※シビル・ウォーは欠席の模様
原作では地球での仮の姿として足の弱い医師、ドナルド・ブレイクと言う名前がありますがMCU上ではあんまり出てくる話ではありません。
特徴:純粋・奔放な北欧神話の雷神様
MCU初登場:「マイティ・ソー」
演じるのはクリス・ヘムズワース 奔放すぎる戦い方で父たる神、オーディンの怒りを買ったソーは、神の鉄槌「ムジョルニア」(ミョルニルと呼ぶ人も居ます)と別れ別れに神々の世界、アスガルドから地球へ落とされます。一方、神々の宿敵、氷の巨人族でありながら義弟として育ったロキはソーの居ぬ間にアスガルドの玉座を狙います。物理学者ジェーンと出会い、ムジョルニアを取り戻したソーは、あーだこーだありまして、アスガルドへ帰還。悪に染まってしまった義弟ロキと戦い、勝利します。
ハルク
※シビル・ウォーは欠席の模様 本名:ブルース・バナー 特徴:ガンマ線の影響で怒れる巨人へ変身した男 MCU初登場:インクレディブル・ハルク
演じるのは「インクレディブル・ハルク」ではエドワード・ノートン、登場2作目の「アベンジャーズ」以降はマーク・ラファロが演じています。 実験中の事故で全身にガンマ線を浴びた科学者、ブルース・バナーは感情が高ぶると自分を制御出来ない巨大な緑色の怪人「ハルク」へ変身する体質になってしまいます。 南米で隠遁生活を送りながら元の体に戻る方法を探すブルース=ハルクでしたが、その力を軍事利用しようとするロス将軍と米軍に見つかり、アメリカに連れ戻されます。ハルクの血液と失われてしまった「超人血清」の被験体となって暴走したアボミネーションと死闘を繰り広げた後、ブルースはどこかに去っていきます。 (うろ覚え)
以上、4人の強力でアクの強いヒーローが結集して結成されたのがアベンジャーズです。
MCUのあゆみ
マーベル・コミックを母体とする映画スタジオ、マーベル・スタジオズが制作した映画群。これらは全て世界観を共有して、それぞれのキャラクター達が入り組んで登場します。ここ数年ではMCUに「エージェント・オブ・シールド」、「デアデビル」などのドラマシリーズも加わっています。
現在公開されている関連映画の本数は12本!さすがにシビル・ウォーを観るために全て観てから臨むのはなかなか難しいのでそれぞれのあらすじを下記にまとめていますがストーリーの時系列が直接つながり、主要人物が出てくる「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」と「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はご覧になることをおすすめします。
フェーズ1
- アイアンマン…上記アイアンマンの項を参照
- インクレディブル・ハルク…上記ハルクの項を参照
- アイアンマン2…悪と戦うパワーの源、アークリアクターは徐々にトニー・スタークの身体を蝕んでいた…。トニーの父、ハワードに恨みを持つロシアの科学者ウィップラッシュ(ミッキー・ローク)が夢の博覧会、スタークエキスポを襲う。トニーは父の遺産の謎を解き、ウィップラッシュを倒せるのか。頼れる相棒ウォーマシーン(ドン・チードル)も登場。
- マイティ・ソー…上記マイティ・ソーの項を参照
- キャプテン-アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー…上記キャプテン・アメリカの項を参照
- アベンジャーズ…「マイティ・ソー」で陰謀を阻止されたソーの義弟、ロキが宇宙軍隊チタウリを率いて帰ってきた!ヒーロー達は反発し合うが、ニューヨークを、地球を救うために結集する…。
フェーズ2
- アイアンマン3…トニー・スタークは「アベンジャーズ」で繰り広げられたニューヨーク大決戦のトラウマから逃れられないでいた。そんな中、アメリカを、親友を、そしてトニーの邸宅をもテロリストの頭領、マンダリン(ベン・キングスレー)の脅威が襲う。トニー・スタークは不可解なパワーを持つエクストリミスの謎を追う中で過去との決着をつけることになる。
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド…かつて、次元の狭間に驚異的なパワーを持つ「エーテル」があった。エーテルとその力を利用して世界を収めようとしたダークエルフは長年封印されていた。ソーと惹かれあう物理学者、ジェーン(ナタリー・ポートマン)はロンドンで怪奇現象の謎を解明する中でエーテルの封印を解いてしまう。ダークエルフはアスガルドと地球への侵略を開始する。ソーは、愛するアスガルドと地球を救うため、「アベンジャーズ」の一件以来、幽閉されていたロキ(トム・ヒドルストン)と共闘しダークエルフの頭領マレキス(クリストファー・エクルストン)に挑む。
- キャプテンアメリカ/ウインター・ソルジャー ※個別記事で紹介します
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー…メチャ面白いんですが今回のシビル・ウォーにはあんまり絡んでこないので割愛します。でもメチャ面白いんで観て下さい。
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ※個別記事で紹介します
- アントマン…正義感から大企業のセキュリティを破り、逮捕されていたスコット・ラング(ポール・ラッド)は刑務所仲間と一緒に科学者ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)の邸宅に押し込む。 そこでピムの発明した身体を縮小できるスーツと軍団アリを託されたスコットはアントマンとして、悪と戦うのだ。
フェーズ3
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
and more...
というわけで、(1)はこの辺で。(2)、(3)では「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじを紹介しながら、他のシビル・ウォーの登場人物に触れていきます。
感想|ロック・ユー!
ゲーム・オブ・スローンズを観ているとエダード・スタークが「王の手」に就任した記念で馬乗槍試合が行われるシーンがあって、同じ馬上槍試合の描かれる映画、「ロック・ユー!」を思い出した。
「ロック・ユー!」は「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーのハリウッドデビュー作だったそうで、あらすじは、平民出身の主人公、ウィリアムが身分を隠して武術大会で名を成していくと言うお話。邦題そのままOPにはQueenの”We Will Rock You”が流れる。おまけに観衆はあの「ドン・ドン。カッ」というリズムに合わせて手をたたき足を鳴らして馬に乗った騎士が試合場に揃うのを待つ。(久々に観るといい意味で「アホかッ!」と思った。)
つい先日観た「オデッセイ」とのつながりとしては、デヴィッド・ボウイの曲が使われているところでしょうか。本作で使われているのは、舞踏会シーンでの"Golden Years"。
ハリウッドデビューともあって主人公のウィリアムを演じるヒース・レジャーがなんとも初々しい。ジョセフ・ゴードン=レヴィットともちょっと雰囲気が似ているか思ったりして。 またポール・ベタニーがギャンブル癖のある物書き志望をコミカルに演じていて最高。(一行の中では紋章官を務める。)真っ裸で道に倒れている所を拾われて、競技場に着いたと思ったら、またギャンブルで負けて服ごとひん剥かれる。
ウィリアムが美人のご令嬢に一目惚れして頑張る話なんですがCharaに似たちょっとファニーな顔立ちで、役柄と合ってないのでは…と思ったりして。
話の筋とかはまぁなんともわかりやすい寓話のような感じなので特に何も申しませんが、初々しい兄ちゃんたちの頑張る姿が実に良いのです。
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2015年のおじー的映画、神7!
今年は劇場で観た映画の本数が25本、旧作が70本と昨年と比べると随分増えました。昨年までは観た作品を全部列挙してたんですが今年は僕もランキングにしてみましょうと。
個人的な好みで、ランキングにするなら総数の3分の1以下に絞り込もうということでおじーの劇場で観た映画、神7をお送りします。
第7位「アントマン」
今年観た同じマーベル作品「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」よりも好きです。
「アイアンマン」一作目を観た時のような気楽さと爽快感もあり、楽しい映画。
予告編でも観られる暴走機関車トーマスは最高。シビルウォーにも期待です。
第6位「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
幻想と現実がリニアに交差する世界
ほんとになんとも不思議な映画でした。見る人見る人で感想が違うのも語っていて楽しかった。
第5位「ナイトクローラー」
あぁ、キモイったらキモい!ルイス・ブルーム我らが化け物。
実に画が綺麗。ブルームがキモい。
第4位「ジュラシック・ワールド」
ワシが観たかったジュラシック・パークはこれや感。
完全にシリーズ作の思い出補正入ってるのは認める。
第3位「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
今まで映画で観た空・海・山よりもこの映画で観た砂漠が何よりも美しかった。
ウォーボーイズのマッドな衣装、車もサイコーにカッコイイんですがなによりもフュリオサの一人佇むシーンの美しさ、これにつきます。
第2位「007 スペクター」
皆の評判は知らんが現に僕は泣きました
そんなオープニングシーケンス。
そろそろ主人公の私怨から脱却すべきとも思うのですが。
第1位「スター・ウォーズ フォースの覚醒」
このシーンだけで儲けモン
なんだけど、サイッコーのバトンタッチを見せてくれました。
来年もう一度観ます
そんなことを言っていたら、あけましておめでとう