1988年の流行語調べてみた。
新語・流行語大賞2017年のユーキャン新語・流行語大賞の候補がノミネートされた。 "空前絶後の"、"35億"といった芸人さんのギャグ由来の言葉を全く知らない自分に驚かされる。 小中高とテレビっ子だったのに。忖度したんか、このハゲ―!
2017/11/09 14:47
まぁ昨年の「神ってる」とかも全くピンと来ていなかったのだが、ここ数年のピンと来なさは己のアンテナの感度が下がっているのだと落ち着けることにした。
ピンと来ないついでに当時オギャアぐらいしか言葉を知らなかった僕の生まれ年の流行語はどんなものだったのか調べてみた。
第5回〔1988(昭和63)年〕ユーキャン新語・流行語大賞受賞一覧
新語部門 | 金賞 | ペレストロイカ | 受賞者: ソロビエフ・ニコラエビッチ(駐日ソビエト連邦大使) |
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銀賞 | ハナモク | 受賞者:(株)松屋 | |
銅賞 | トマト銀行 | 受賞者:吉田憲治(山陽相互銀行社長) | |
表現賞 | 遠赤(効果) | 受賞者:遠赤外線国際研究会 | |
表現賞 | カイワレ族 | 受賞者:村崎芙蓉子 | |
流行語部門 | 金賞 | 今宵はここまでに(いたしとうござりまする) | 受賞者:若尾文子(女優) |
銀賞 | ドライ戦争 | 受賞者:樋口廣太郎(朝日麦酒〔株〕社長) | |
銅賞 | シーマ(現象) | 受賞者:久米 豊(日産自動車〔株〕社長) | |
大衆賞 | アグネス論争 | 受賞者:アグネス・チャン | |
大衆賞 | 5時から(男) | 受賞者:高田純次(タレント) | |
大衆賞 | しょうゆ顔・ソース顔 | 受賞者:東山紀之・錦織一清 | |
特別賞部門 | 特別功労賞 | 一村一品/ヒューマン・ブランド | 受賞者:平松守彦(大分県知事) |
人語一体傑作賞 | ユンケルンバ ガンバルンバ | 受賞者:森田一義(タレント) | |
報道傑作賞 | 「ふつうは”汚職”と申します」 | 受賞者:山本泰夫(産経新聞)・藤田実(産経新聞) |
こうワードを並べてみて、現在と照らし合わせると切りは無いのだけれど、特に気になるワードは「ハナモク」、「5時から(男)」だろうか。
週休2日制が定着し、金曜日の夜を「花金」と呼び始めたのは数年前のことだったのに、早くも木曜日が遊ぶには最適な日と大騒ぎ。金曜日の夜からは海外旅行やスキーなど小旅行に出かけようというわけで、レジャー大国の実現と浮かれた。日本経済が絶好調の中、初任給の急上昇など、リッチな若者が増えたことが背景にあった。
プレミアムフライデーとかでけしかけられずとも、皆遊んでたんかなーと思う。
なんだよ、「金曜は旅行だから遊ぶなら木曜だよねー」的な感覚、全然ピンとこない。
疲れ切ってダラダラとしていた男(高田)が、5時の終業時間が来ると、グロンサンを飲んで大元気、疲れを知らず遊び回るというストーリーで、サラリーマンには人気となった。
終業時間が、早い!早いよ! なんかすっげー皆儲かってたのかしら。 今だと5時頃とか、ガンバルンバからがんばルビィ!とか言ってせっせと働いてるよ。
ペレストロイカ、つまり改革って言葉が流行っている一方、産経新聞と政府の距離感とか今と随分違ったのかしら、とか色々面白いんだが、今宵はここまでに、ということで。