喫茶ポストアポカリプス

よくわからん根っこを煮だした茶とよくわからんペースト状の食い物をアルミの食器で供する。

Кафе постапокалиптический

ロード・トゥ・シビルウォー(3)アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

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ATTENTION!

このエントリは映画館で映画をできるだけ見ようと思ってる人たちの会@MIMOLETTEにご参加で、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)作品をご覧になったことのない方へのガイド記事です。第1弾、第2弾と合わせてどうぞ。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(以下シビル・ウォー)。毎年、大きな盛り上がりと拡大を広げるシリーズの最新作ですが、シリーズ初見の方には少々敷居の高い作品となっている感も否めません。 前回の記事で取り上げた「キャプテン・アメリカ/ウインターソルジャー」(以下「ウィンター・ソルジャー」)と今回の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(以下AOU)の2作はシビル・ウォーに直接繋がる重要な作品なので、シリーズ初見の方もぜひ観てもらいたいのですが、時間がないぞという方のために主要キャラクターとあらすじをネタバレ気味に感想を交えつつ紹介します。

アベンジャーズ再び!

監督は「アベンジャーズ」から続投のジョス・ウェドン。 シビル・ウォーの主要人物が活躍するMCUフェーズ2のクライマックスとなる作品です。 以下に本作のメインキャストを紹介します。

アイアンマン

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本名:トニー・スターク(以下スターク)
特徴:鋼鉄のスーツに身を包む、戦う社長
MCU初登場:「アイアンマン」

演じるのはロバート・ダウニーJr.
アベンジャーズの二枚看板のひとり、パワードスーツに身を包む戦う社長。 今回は、彼が世界を守るために考案したプランが事件のきっかけとなります。

キャプテン・アメリカ

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本名:スティーブ・ロジャース(以下スティーブ)
特徴:70年の時を超えて目覚めた超人兵士
MCU初登場:「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」

演じるのはクリス・エヴァンス
アイアンマンと肩を並べる、アベンジャーズのリーダー。 「ウインターソルジャー」でS.H.I.E.L.Dが解体された後もチームの先頭に立ってHYDRAと戦います。
彼が持つ盾はアフリカの科学立国、ワカンダでごく僅かに産出するヴィブラニウムを基にした超合金でできています。

マイティ・ソー

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※シビル・ウォーは欠席の模様
特徴:純粋・奔放な北欧神話の雷神様
MCU初登場:「マイティ・ソー

演じるのはクリス・ヘムズワース ご存知アスガルドの雷神様。手に持つ神の鉄槌「ムジョルニア」はその手に持つのにふさわしい者以外には持ち上げられません。 「アベンジャーズ」シリーズの鍵を握る「インフィニティストーン」の謎を知る重要な役割。

ハルク

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※シビル・ウォーは欠席の模様
本名:ブルース・バナー(以下バナー)
特徴:ガンマ線の影響で怒れる巨人へ変身した男
MCU初登場:インクレディブル・ハルク

自らの中に潜む緑の巨人を抑えこむ天才科学者。 同じく科学者であるトニー・スタークと共に世界を守るための計画を立てますが…。

ブラック・ウィドウ

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本名:ナターシャ・ロマノフ(以下ナターシャ)
特徴:S.H.I.E.L.Dの謎の女スパイ
MCU初登場:「アイアンマン2

演じるのはスカーレット・ヨハンソン。 射撃、格闘、諜報、電子戦に長けたS.H.I.E.L.Dの女エージェント。 その出自には暗い過去がありました。

ホークアイ

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本名:クリント・バートン(以下クリント)
特徴:弓矢の名手
MCU初登場:「マイティ・ソー
演じるのはジェレミー・レナー。
「アベンジャーズ」では一時、ロキの杖により操られ悪の手先となりましたが、自らを取り戻し、アベンジャーズの一員として戦うS.H.I.E.L.Dのエージェント。
その手に持つ弓は状況に合わせて様々な効果の矢を放ちます。

ニック・フューリー

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特徴:謎多き隻眼のS.H.I.E.L.D長官
MCU初登場:「アイアンマン」
※「シビル・ウォー」では欠席の模様
演じるのはサミュエル・L・ジャクソン

「ウインターソルジャー」以降、地下に潜りながらHYDRAの残党を追う孤高のS.H.I.E.L.D長官。

ヴィジョン

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特徴:ウルトロンが目指した究極の姿
MCU初登場:本作初登場

演じるのはポール・ベタニー
トニー・スタークのアシスタントA.I.ジャーヴィスとウルトロンの意識が、ヴィブラニウムと有機体の複合ボディに宿った結果誕生した存在。(書いててもよくわかんないな)
めちゃんこつよいぞ。

クイックシルバー

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本名:ピエトロ・マキシモフ(以下ピエトロ)
特徴:銃弾よりも速く駆け抜ける改造人間
MCU初登場:本作初登場

演じるのはアーロン・テイラー=ジョンソン
東欧の小国、ソコヴィアで生まれた超音速で動き回るHYDRAの改造人間。 ワンダとは双子で、共にスタークを恨んでいます。

スカーレットウィッチ

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本名:ワンダ・マキシモフ(以下ワンダ)
特徴:念動力、精神干渉を得意とする紅き魔女
MCU初登場:本作初登場

演じるのはエリザベス・オルセン
ピエトロと同じくHYDRAによって改造された結果、精神干渉と念動力を手に入れました。 原作では彼らはXMENシリーズのミュータントなのですが、XMENの設定は20世紀フォックスが映画化権を保持したままなので、MCUでは改造人間とされています。 シビル・ウォーではソニー・ピクチャーズが映画化権を持つスパイダーマンも登場するため、いずれ他のXMENキャラも共闘する日が来ることを祈るばかりです。

ウルトロン

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特徴:アベンジャーズの生み出した脅威のロボット
MCU初登場:本作初登場

演じるのはジャック・スペイダー。
射撃、格闘、諜報、電子戦に長けたS.H.I.E.L.Dの女エージェント。ニューヨークでも、アベンジャーズの一員として活躍します。

バロン・ストラッカー率いるHYDRAとアベンジャーズの戦い

「ウインターソルジャー」の一件でS.H.I.E.L.Dが解体されてからアベンジャーズはHYDRAの残党退治のため、各地で戦っていた。 そして、最終局面として東欧の小国、ソコヴィアにあるHYDRAの拠点に攻め込むアベンジャーズ。そこにいるのはHYDRAの幹部、バロン・ストラッカー。彼は「アベンジャーズ」でソーの弟、ロキが手にしていた杖を手に入れ、その力を兵器利用していた。 ロキの杖の力で守られたHYDRAの要塞に攻め込むアベンジャーズの前に、スタークの会社の爆弾で両親を亡くした改造人間の双子、ピエトロとワンダが立ちはだかる。 辛くも勝利を収め、ストラッカーを取り押さえたアベンジャーズだったが、スタークは ワンダによって、アベンジャーズと世界が滅ぶ暗示を見せられ、平和を守るためには更なる力が必要だとの考えを深めるのだった…。

新たなる脅威、ウルトロン

ロキの杖を奪還したアベンジャーズはニューヨークにある拠点、アベンジャーズタワーへ戻り、スタークはソーの故郷、アスガルドに保管されるまでの間にロキの杖を解析する。 ロキの杖を解析する中で、パワーの源である宝玉の中に高性能の人工知能を見つけたスタークはそれを彼の作ったロボット軍団、アイアンレギオンに組み込むことで平和を維持する、「ウルトロン計画」を実行に移そうとする。

平和維持プログラムとして目覚めたウルトロンはネットに接続し、様々な情報を一瞬で学び取り、世界平和を維持するためにはアベンジャーズを滅ぼし、自らが人類を進化に導くべきだとの結論に達し、目前の邪魔になるスタークのアシスタントA.I.ジャーヴィスを破壊し、アイアンレギオンを操りアベンジャーズタワー内で反乱を起こす。 アベンジャーズはなんとかウルトロンを撃退するも、そのうちの一体にロキの杖を奪われ、逃してしまう。

悪夢に苦しむアベンジャーズ、そしてワカンダの決闘へ。

ロキの杖を手に入れ、ソコヴィアに残ったHYDRAの要塞に居を移したウルトロンは平和を維持するため、アベンジャーズを倒す助けがほしい、とスタークに恨みを持つピエトロとワンダを仲間に引き入れるのと同時にHYDRAが残したロボット軍団を改造し、自らの分身を増やしていく。

更に強力な身体を手に入れるため、ウルトロンはワカンダでごく僅かに産出されるヴィブラニウムを裏で捌く武器商人との取引に臨む。 取引現場の廃船場に駆けつけるアベンジャーズとウルトロン、ピエトロ、ワンダが激突する。 優勢に思われたアベンジャーズだったが、ワンダの精神干渉により悪夢に苦しむことになり、ウルトロン一行を取り逃がしてしまう。

そしてブルース・バナーもワンダの手により錯乱し、ハルクへと変身、暴走した状態でワカンダ市街で破壊の限りを尽くす。 スタークは衛星軌道上に隠した巨大パワードスーツ、ハルクバスターを装着し、ハルクと戦い、激戦の上でハルクは正気を取り戻すがそれまでの被害はあまりにも大きすぎた。 シビル・ウォーに繋がるポイントとしてここは押さえておいたほうが良いでしょう

ウルトロンの欲する、究極のボディ

ヴィブラニウムを手に入れたウルトロンは究極のボディを求めて、バナーの友人であり、人工皮膚研究の第一人者、ヘレン・チョ博士の研究所を襲う。 ロキの杖で操られたチョ博士は人工クレードルを使い、限りなく人体に近い構造と、強靭なヴィブラニウムの両方の特性を備えたボディを作り上げる。そしてウルトロンはロキの杖についていた宝玉の中から、神秘の力を持つインフィニティストーンのうちのひとつ、マインドストーンを取り出し、その額に埋め込む。 ウルトロンがその意識を新しいボディに移し替える途中で、ワンダはウルトロンの人類滅亡の計画を知り、驚愕する。

ウルトロン一行を追ってソウル市内に駆けつけたスティーブ、クリント、ナターシャは市街地を駆け抜けながら、ウルトロンと戦い、ウルトロンの新しいボディの入ったクレードルを奪還しクリントはスターク達が待つアベンジャーズタワーにクレードルとともに飛び立つ。 しかし、鉄道が脱線し、それをスティーブが止めようとする間に、ナターシャがウルトロンに連れ去られる。 鉄道の脱線を食い止める中で、ピエトロとワンダはスティーブに力を貸すのだった。

アベンジャーズタワーに届いたクレードルはスターク、バナーの手で解析が進んでいた。 このままでは完全にウルトロンの意識がダウンロードされてしまう。それを防ぐためにスタークが考えた方法とは、破壊されたと思われていたがネット上に隠れていたジャーヴィスの意識をボディに植えこむことだった。

合流したスティーブ、ピエトロ、ワンダはまたスタークの独断により脅威の存在になりかねないとして反発する。 仲違いを始めるスターク、スティーブ達の前に、帰還したソーが割って入り、雷のエネルギーをクレードルに注ぎ込む。そして、クレードルの中に眠っていたボディが目覚める。 彼の名はヴィジョン。敵なのか、味方なのか、誰もが疑念を抱く中で彼はソーだけが持つことを許されたムジョルニアを拾い上げてみせる。 そして、自らと同質の存在のウルトロンを滅ぼしたくはないが、彼が人類を滅ぼすのなら致し方無い、とアベンジャーズに参入するのだった。

ソコヴィアの決戦、新生アベンジャーズへ。

囚われていたナターシャが出した暗号をクリントが突き止めた結果、発信源はソコヴィアの要塞だった。 いよいよウルトロンとアベンジャーズの最終決戦が始まる。

順調にウルトロン軍団を倒し、優勢に思われたアベンジャーズだったが、ソコヴィアの地中奥深くにはヴィブラニウムでできたコアを中心とした巨大な噴射装置が仕込まれており、ソコヴィアの土地全体が住民もろとも空中へと上昇していく。 ウルトロンは上昇させたソコヴィアを落下させ、人類を滅亡させようとしていたのだ。かつて恐竜を絶滅させ、地球に氷河期を迎えさせた隕石のように。

スタークは、人類滅亡を回避するにはソコヴィアを上空で破砕するしかないとの結論に達するが、このままではソコヴィアの住人を犠牲にすることになってしまう。 そこに新たに完成した空中空母ヘリキャリアに乗って復活したS.H.I.E.L.Dとともに現れたフューリー長官が現れる。

迫り来るウルトロン軍団を倒しながら住民を避難させるアベンジャーズ。しかし、子供を避難させるクリントの前にウルトロンが戦闘機から機銃を放つ。目にも留まらぬ俊足を持つピエトロは二人をヘリキャリアに届けるが、銃撃を受け息絶える。

そのまま戦闘機ごと逃げようとするウルトロンをハルクが引きずり出す。

落下を始めてしまったソコヴィアのコアに、スタークとソーは自らのエネルギーを放つ。

超能力でピエトロの死に気づいたワンダは悲しみと怒りの全てをウルトロンにぶつけてそのまま佇んでしまう。

爆発、崩壊を始めるソコヴィアからヴィジョンがワンダを助け出す。

ハルクはナターシャの静止も聞かず、戦闘機で何処かへ去っていくのだった。

こうして、多くの犠牲を払いながらもウルトロンの脅威から世界を守ったアベンジャーズ。 スティーブは、ニューヨーク北部に新たに出来上がったアベンジャーズの拠点で、新しいメンバーを招集するのだった。

とまぁ最後ものすごく早足でしたが「エイジオブウルトロン」のあらすじをご紹介しました。 皆様が素敵なMCUライフを送られますように! そしてシビル・ウォーを語り合いましょう!